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3.関連のフォトギャラリー「 Wildlife in Kenya」もお楽しみください。

 


 

[10月5日]

 

長いフライト(羽田出発から約28時間)の後、ようやく ナイロビに着いた。

 

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ここからさらに4時間ほどのロングドライブで アンボセリ国立公園を目指す。

 

途中から行く手にキリマンジャロが姿を現した。

その美しい姿は、ロッジに着くまでわたしたちの視界から消えることはなかった。

 

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夕暮れ時、アンボセリ国立公園に到着した。
ゲートをくぐり中にはいると情景が一変する。
見渡す限りのサバンナがひろがり、その先はキリマンジャロの麓まで続いている。
夕闇が迫る中、はるかかなたにヌーの群れか? 無数の動物が見える。

 

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あっ! あそこに キリン

 

こっちにはシマウマがいる! 近い、近い!

などと、薄暗くて周囲がよく見えないにもかかわらず、車内は興奮気味。

 

しかし、これはこれから始まるサファリツアーのほんの序の口にすぎなかった。

 

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オル・トゥカイ・ロッジ(Ol Tukai Lodge)に到着。約32時間の長旅であった。

 

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[10月6日]


冷えた空気の中、サバンナの夜が明ける。
ロッジの柵の向こう側は、もう野生の世界だ。

朝靄のなか、そこかしこで群れをなして草をはむ動物たちの姿が見える。

 

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コテージから眺める朝焼けのキリマンジャロは、昨日とはまた違って一層美しい。
キリマンジャロを背に、広々としたサバンナをゆったりと歩くゾウの家族が見える。
覚めきらない頭の片隅に、まだ喧噪の都会の映像が残っていて、まるで夢を見ているようだ。

 

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早朝、 ゲーム・レンジャー(以下レンジャーと略称)が運転するサファリカーに分乗し、

ゲームドライブに出発。
サファリカーは上部が大きく開閉するため、そこから野生動物を観察するようになっている。

 

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最初のドライブで、記念すべきファーストシーンはなんと、

うしろ向きの シマウマの出迎えだった。

 

その後はゾウの群れ、 ヌーと続々姿を見せる。

 

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次にまたシマウマの群れ。
今度は行儀よく数列に並び、みんな一方向に視線を向けている。
視線の方向に目をやると、 ライオン
メスライオンが数頭。
さらにその先には、オスライオンと子供のライオンもいる。

 

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他のサファリーカーもたくさん集まってきて、
シマウマ達と一緒に、遠くからライオンの家族を見物している。

 

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サファリーカーが移動するたびに新しい動物が姿を見せる。
次に現れたのはカバ
アマサギを背中に乗せて、悠々と歩いている。

 

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つづいてキリンが登場。
サバンナの華と言われ、優雅なたたずまいのキリンだが、今はちょっと眠そう。

 

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ヌ-の群れの真ん中で奇妙な動作をしている動物がいる。
イボイノシシだ。
この格好は、かれらがエサを食べる時のマナーだそう。

 

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さらにこちらでは、ヌ-の群れと一緒に朝食をとる トムソンガゼルがいた。
それにしてもヌーの群れはそこかしこで見られるが、
それもそのはず、 ケニアタンザニアで数百万頭のヌ-が棲息しているという。

 

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華やかな装いの カンムリヅル


反対側を見ると、 ダチョウが悠々と歩いている。

 

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えっ、なにこれ!?
次の画像は逃げ去る小動物の後ろ姿を捉えたものだ。
調べてみたら、ジャコウネコ科の アフリカシベットだとわかった。


森林に生息し夜行性であることから、昼間のサバンナで見かけることはまずない、

と言われているだけに、

後姿だけでも記録に残っていたことは非常にラッキーだった。

 

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ケニアには野生の鳥類も豊富に生息している。
アフリカクロトキが餌をついばんでいた。
アフリカクロトキは、古代エジプトでは神としてあつかわれた聖なる鳥だそうだ。
頭部の黒い色は羽毛ではなく露出した黒い地肌とのこと。

 

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トムソンガゼルやゾウ、シマウマなどはサファリカーでちょっと走ると

其処等じゅうで見られるので、

贅沢にも少し慣れっこになってしまったが、

よく観察すると、そこにはゆったりと穏やかな時が流れているのを感じる。
これも野生の営みの一つなのだ。

 

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気性が荒く暴れ者の スイギュウ (アフリカバッファロー)も、

のんびり水浴びしている。

平和だ・・・。

 

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と思っていたら、レンジャーが叫んだ。 ”ハイエナだ!“
彼が指差す方向を見ると、獲物をむさぼり食らう

ハイエナ (ブチハイエナ)の姿が目に飛び込んできた。


先ほどまでの平和な情景とは一変、生存を賭けて捕食するという、

もう一つの野生の営みがそこにあった。

 

その周りには ハゲワシ (マダラハゲワシ)がおこぼれにあずかろうと待ち構えている。

 
これが午前中のゲームドライブの締めくくりシーンとなった。

 

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午前中のゲームドライブを終え、ロッジに戻った。


午後のゲームドライブ出発は4時の予定なので、それまではロッジで休憩することになる。

敷地内ではしばしば野生の鳥や動物を見かける。
特に アフリカマミジロタヒバリテリムクドリ (ツキノワテリムク)といった鳥や

サバンナモンキーは、

私たちのすぐそばまで近寄ってくる。

 

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日中はロッジのテラスで、頂きにわずかな雪を残したキリマンジャロを眺めながら

それぞれがマルガリータ、ウイスキー・ソーダなどのカクテルやソフトドリンクスを、

そして、私はもちろんジントニックを楽しみつつ、団欒の時を過ごした。

 

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その最中、すぐ目の前にサバンナモンキーが現れた。
サバンナモンキーはとてもすばしこく、しつこい。
ちょっと油断していると食べ物などを持っていかれてしまう。

 

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午後のゲームドライブの出発だ。
まだ暑いせいか、日向でハイエナの子供がぐったり寝そべっている。
ブッシュでも探して日陰で寝ればいいのに・・・。

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シロクロゲリ、アフリカバッファローやダチョウに出会う。
羽の色が茶色いダチョウはメスなのだという。

 

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アンボセリ国立公園は、 ヘミングウェイがハンティングを楽しみ

キリマンジャロの雪」を執筆した場所として有名だ。
氷河を抱いたキリマンジャロとその麓にひろがる広大なサバンナが一体となって、

雄大な景色を展開している。

 

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キリマンジャロをバックに・・・。

 

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アンボセリ国立公園には湖や多くの湿地帯があって、水鳥が多く集まってくる。
アマサギや モモイロペリカンもそのうちの一つだ。

 

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日没が近づいてきた。
 ゾウが家路につく。

 

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薄暮の中、望遠で捉えた ジャッカル
ジャッカルに出会えたのは、この時だけだった。

 

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サバンナのサンセット。

 

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夕闇の中、凛と立つ グラントガゼルの姿は、まるでキャンバスに描いた絵のよう。

 

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赤道直下のアンボセリ、その上空には月 が煌々と輝いていた。

 (2006年10月の月齢は6日が15夜、7日が満月であった)

 

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【10月7日】


早朝、ロッジを出発、サファリーカーで ナイロビに戻る。
バブーンオオノガンハイエナ (ブチハイエナ)はもう起きだしていた。

 

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しばらく走ると キリンが1頭、

私たちを見送るかのように キリマンジャロをバックにポーズをとっている。
到着した時出迎えてくれた、あのキリンかな?
まだ他の動物が現れない早朝に、壮大なキリマンジャロを独り占めとは、抜け目がない。

 

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午後、ナイロビから小型機で次の目的地マサイマラ国立保護区に向かう。
途中、大地溝帯(アフリカの大地を切り裂くグレートリフトバレー)を飛び越え、

約45分のフライトでマサイ・マラ到着

 

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マサイマラ(キックワ・テンボ空港)に到着後、
ムパタ・サファリ・クラブ (Mpata Safari Club)に向かう。
途中、さまざまな動物に出会った。

 

ここでも最初に出迎えてくれたのは、キリンだった。
高い木越にこちらを眺めている。

 

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イボイノシシは出迎えもそこそこ、私たちに驚いて逃げていってしまった。
尻尾をピンと立てたその姿はとてもユーモラスで、思わず笑ってしまった。

 

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ゾウの群れのそばも通ったが、かれらは食事に夢中で、

私たちに注意を向けることは全くなかった。
何にでも興味を示すキリンとは大違いだ。

 

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インパラは立ち止まり、じっとこちらを観察している。


一方、パブーンは関心がないとでもいうように
そっぽを向いてその場を立ち去っていった。

 

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到着早々、アンボセリとマサイマラでは大きな違いがあることに気づいた。


サバンナとはいえ乾季でも湖や湿地が多く緑が豊富 (近年は半砂漠化が進んでいるという) な

アンボセリ国立公園に比べ、マサイマラ国立保護区はほとんどの草木が枯れてきつね色をしている、という景観の違いもさることながら、私たち訪問者と野生動物たちとの距離間が全く違う。
アンボセリでは、遠くから動物たちを眺め、動物たちも比較的おとなしく

静かで穏やかな光景を見せていた。
ところが、マサイマラでは動物たちとの距離がずっと近く、

彼らのダイナミックな動きや豊かな表情が手に取るように分かり、

時には、息遣いまで聞こえてくるほどだ。

 

  ムパタ・サファリ・クラブに到着した。
今日は比較的時間に余裕があったので、部屋で休憩した後、ゆっくり夕食を楽しんだ。

 

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【10月8日】


サバンナの夜明けを写真に収めたいと思い、夜明け前に目を覚まし、

眠い目をこすりながらテラスに出た。
今まさに日の出を迎えようとする瞬間であった。

 

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かつてアフリカでハンティングをする者にとって、

最大の目的はビッグファイブを仕留めることだった。

 

ビッグファイブとは、 ライオンアフリカゾウクロサイ

アフリカバッファローヒョウの5種で、

狩猟するのに最も危険な動物と考えられていることからこの名前がついた。
今では、ビッグファイブの撮影が
サファリツアーの醍醐味、といわれている。

 

すでにライオンとゾウそれにバッファローには出会った。
残るクロサイとヒョウに出会えることを期待したい。

 

早朝、 ゲームドライブに出発。
朝靄のなか、朝日に反射してキラキラと光る草叢で、

グラントガゼルが草を食んでいるところに遭遇。

 

その横では シマウマも朝食中だ。
サバンナで キリンと華を競うシマウマ。
愛嬌のある表情で愛想を振りまくキリンに比べ、物静かで何やら哲学者風でもある。

 

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東の空に太陽が昇ってきた。同時に昨夜見損なった満月が西の空に沈んでいく。

 

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コークハーテビーストを見つけたので近づいたら、臆病な彼はサット逃げて行ってしまった。
後で写真をチェックしたら、写真にはしっかりカメラ目線の彼が写っていた。

 

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アフリカバッファローの群れだ。
そのうちの1頭が草を食べるふりをしながら、こちらの様子をじっとうかがっている。

 

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トピが目の前を横切って行った。
トピとコークハーテビーストはよく似ているが、角の形が違う。
それと、トピには四肢の付け根には黒くあざのような模様があるが、

コークハーテビーストにはそれがない。
共に馬面だが、どちらもウシ科の動物だという。

 

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巨大なアフリカゾウがいた。

食事中だったが、チョット失礼して安全な距離まで近づいてみた。
アフリカゾウは地上最大・最強の動物だそう。
カメラを向けたら、目が合ってしまった。

怒っているのかと思ったら、とても優しい目をしていた。

 

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レンジャーの無線機が鳴った。何か話している。
と、私たちの方を振り向いて “ライオンがいる” といって車を走らせた。

しばらく走ると藪のそばに車が1台止まっている。
そのすぐ前にオスライオンがいた。距離は3メートルほど。

 

ライオンは、野生動物の中では決して最強の動物ではないが、

少なくともアフリカに生息する肉食獣の中では最強だといわれている。

 

目の前のライオンは、堂々としていて「百獣の王」の威厳と貫録がある。
しばらくすると、彼は私たちを尻目に悠々と歩き去った。

 

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レンジャーがこっちも見ろ、というように指を差す方向を見ると、

草叢にメスライオンが2頭いる。
車から2メートルほどの至近距離だ。

さらにその先の木陰にはメスライオンが2頭と子供が2頭いる。
車がそばにいても気にする風もなく、涼しい顔をしている。

声を上げるわけにはいかないが、車内は興奮状態だ。

 

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遠くの方で トムソンガゼルの群れが朝食をとっている。

 

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キリンがこちらを眺めている。
少し離れた水場の近くで、 ウォーターバックもこちらを眺めている。


キリンは好奇心から、ウォーターバックは警戒心からだ。

 

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午前のゲームドライブ終え、クラブに戻る。
午後のドライブまでクラブで休憩。

 

部屋のテラスからマサイマラ国立保護区の広大なサバンナを一望。
眼下の森の木陰には、強い日射しを避けるようにゾウの群れが・・・。

 

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クラブの庭を散策していると、 ハイラックスが岩穴から可愛い姿を見せた。
おおきなネズミかリス、あるいはウサギにも似ているが、

実は分類的にはゾウに近い原始的な動物なのだという。

 

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午後のゲームドライブに出発。

 

早速1頭のトピが現れた。
トピはシマウマとはよく群れるが、 ヌーとは仲が悪く一緒になることはないそうだ。

 

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イボイノシシがエサをあさっている。
イボイノシシは基本的には草食だが、腐肉、小動物も食べる。

 

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キリンがいた。
車の中からカメラをかまえたら、

気が付いたのか車の窓越しにこちらを覗き込むようにしている。

 

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ウォーターバックのオスは端正な顔立ちをし、立派な角を持つが、

メスに角はない。

 

ウォーターバック美人三姉妹。よく見るとみんな鼻がハート型。

 

ウォーターバックはシマウマを守っているわけではない。
ただ、臆病なので、自分に近づくものを警戒しているだけ。

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1頭の若いゾウが草を食んでいた。
成熟したオスは単独で生活し、繁殖時のみメスの群れに近づくという。

 

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ビッグファイブ以外でどうしても見たかった動物の一つ、 チーターにやっと会えた!
木陰で昼寝をしていたが、車が近づく気配で目を覚まし、こちらをにらんでいる。
邪魔して悪かったが・・・、でも、感激だ !

 

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インパラハーレム
インパラはオス一頭に対して複数のメスと子が集まり、ハーレムを形成する。

 

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しばらくドライブすると マラ川に出た。
カバの群れがのんびりと泳いでいた。

 

向こう側の岸辺では居眠りをする ナイルワニ

毛づくろいをしている アフリカマメガンの家族や、餌をあさる アフリカトキコウなどが見える。
のんびりした雰囲気だ。

 

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と!? 一天にわかに掻き曇り、辺りが急に暗くなり一雨来そうな雰囲気。
雨季の前触れだという。

 

ちなみに、サバンナの雨季は年に2シーズン、2月〜6月、11月~12月上旬である。

 

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メスのライオンが1頭、何か獲物を見つけたよう。
この時は何が起こっていたかわからず、通り過ぎてしまったが、
後で理由がわかった。

 

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エサをあさる ミナミジサイチョウ
サバンナの掃除屋の異名を持つ肉食性の鳥で、昆虫、爬虫類、動物の死骸など、
口に入る地上生物はなんでも食べてしまうという。

 

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トムソンガゼルのポートレイト。
敏捷で美しく、つぶらな瞳が可愛いトムソンガゼルは、サバンナの人気者だ。

 

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あっ! またチーターがいる!!。
チーターは精悍だ。
このチーターはまだ若いけれど、もういっぱしのハンターのような、

鋭い目つきとりりしい顔つきをしている。

 

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レンジャーが車を止めた。メスのライオンが寝ている。
クールダウンしているのだという。

 

その3メートルほど先にシマウマが横たわっていた。
ライオンはこのシマウマを仕留めたのだが、

1頭で狩りをしたためスタミナを切らしてしまいダウンしたようだ。

 

”これがさっき通り過ぎた時見たメスライオンだ” とレンジャーが言った。

 

狩りをしているところを見たかったなぁ・・・。

 

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今度はオスライオンが寝ている。
狩りをしたからではない。ただ昼寝をしているだけ。
オスはほとんど狩りをせず、縄張りと家族を守るかわりに、食べて寝るだけ。

 

時には、足を木の枝にかけ、あおむけに腹を出しただらしのない、無防備な姿で寝ることもある。

 

朝方見た威風堂々たる王者らしい姿はどこへやら・・・だ。

 

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インパラの決めポーズ。

特に顔から胴にかけての流れるようなラインが美しい。

 

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午後のゲームドライブを終わり、クラブへ戻る途中、家路につくゾウの群れとすれ違った。

 

と、突然ゾウの群れは方向転換して私たちの方に向かって来た。
先頭を歩いていたゾウが車の前に立ちはだかり、“どけ” とでもいうように威嚇してきた。
“ヤバい !” おもわず窓から身体を引いた途端シャッターを押してしまった・・・手振れ画像。

 

体勢を立て直してもう1枚。 
しかし、未だ慌てていたためかこれもピンボケ画像だった。

 

ゾウの群れは悠々と道路を横切って去っていった。

 

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【10月9日】

 

早朝、バルーンサファリ(熱気球で上空からのサファリツアー)のためクラブを出発。
日の出前、空が白み始めたころバルーンに搭乗。

約1時間ほどのフライトに出発。
眼下にマサイ・マラの広大な草原が開けている。

 

ところどころで動物たちが朝食をとっている。

 

バルーンは風のまま、ゆったりと飛行している。

気が付いたら何の音も聞こえない。
時折、バーナーから噴出される焔の音が聞こえるだけの不思議な世界。

 

太陽が昇り始めた。とびきり美しい日の出だ!

 

朝日を浴びたバルーンが明るく輝いている。

 

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林の中に エランドがいる。

 

こっちには キリンだ。ここは彼らのねぐらなんだろうか? それとも餌場かな?

 

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林を越えたら、また視界が開けてきた。
インパラの群れが豆粒ほどに見える。

 

その向こうは水場かな? まだ朝が早いため、動物たちは集まって来ていないようだ。

 

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そろそろ下降態勢に入ってきた。
地上に映るバルーンの影がだんだん大きくなってきた。
トムソンガゼル、バルーンの影に驚いて立ち止まっているのが見える。

 

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着陸地点では、 テリムクドリ (ツキノワテリムク)が出迎えてくれた。

 

着陸後は、シャンパンブレークファストだ。 

 

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シャンパンブレークファストとは、シャンパン付きの朝食の事。

 

サバンナで、“朝からシャンパン” は美味だった。

 

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シャンパンブレークファーストを楽しんだ後、クラブに戻る。

 

途中、のそのそと徘徊する ハイエナ (ブチハイエナ)と

遠くからこちらを警戒する コークハーテビーストに出会った。

 

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午後の ゲームドライブに出発。
早速、樹上で辺りを睥睨する ハゲワシ (マダラハゲワシ)を発見。

 

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キリンの親子だ !

 

キリンは3~5月が出産時期だというから、子供のキリンは、生後6ヶ月くらいか・・・。

 

潤んだ瞳に長いまつげ。
細身で背が高く、すらりとした長い脚・・・・・、
サバンナの華、キリン。

 

背が高いだけでなく、物見高いのもキリンの特徴。
遠くから車で走り回る人間を、高みの見物・・・・。

 

2メートルを超える灌木の茂みでは、大きな体のキリンがクレーンのように首を下げて、

木の葉を食べている。

 

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茂みの後ろ側では、 シマウマが食事中だった。

 

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後ろ向きの トピ
トピには可哀想だが、正面や横からとった写真より、後ろ向きの方が可愛くて恰好がいい。
 

 

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セクレタリーバード (蛇食い鷲)。
なんとなく怖そうな鳥だが、それもそのはず、肉食性の鳥で、

蛇やトカゲを見つけると脱兎のごとく駆けより、食べてしまう。

 

 

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サバンナの紳士、 ウォーターバック
立派な角は、同じ角をもつ レイヨウ類の中でもとびぬけて美しい。

 

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ウォーターバックのメス。
レイヨウ類一といわれるほど美形かつ上品な顔立ちをしている。

 

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陸に上がった カバ
カバは昼間はほとんど水中で生活し、夜間に陸に上がり採食を行うのが普通だが、
なぜかこのカバは、昼間に川から離れたこの灌木の茂みに隠れている。

 

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アフリカトキコウ

 

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ひとりぼっちでトボトボ歩く、後姿がなんとなくさびしげな イボイノシシ

 

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アカメジュズカケバト
名前のとおり目が赤い。

 

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水場とエサ場。
多くの動物たちが仲良く食事中。

 

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サバンナの色男、インパラ。
優美な容姿に竪琴型の立派な角が似合っている。メスには角はない。

 

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午後のゲームドライブもそろそろ終わるころ、

レンジャーが “クロサイ” が見られるといって車を走らせた。


ブラック・ライノ! レンジャーが指差す方向を見ると クロサイがいた。
ビッグファイブのうち未だ出会っていなかった2種の一つだ (残るはヒョウのみ)。
それも絶滅危惧種で、マサイ・マラに
棲息している3頭のうちの2頭(親子)だった。

 

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貴重なサイを見ることが出来、満足感に浸りながらクラブへの帰途に就いた。

 

夕食後、話題は明日こそヌーの川渡りを見ることが出来るかどうかに集中した。


というのも、ヌーの大移動の時期、特にハイライトといわれる川渡りを一目見ようと、

世界中から多くのプロのみならずアマチュアの写真家や観光客がケニアのマサイマラを訪れる。
しかし、ほとんどの場合は川渡りを見ることができず、マサイマラをあとにするというからだ。

 

クラブ常駐の日本人スタッフによれば、

今日、 マラ川の岸辺周辺には ヌーやシマウマの大群が集結中だった、とのこと。
果たして、明日川渡りするどうかは彼等次第。
ただ期待するのみ。

 


 

【10月10日】

 

私たちの旅のハイライトになるに違いない1日が明けた。

今日も美しい日の出だ!

 

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早朝出発。

朝食中の ゾウの親子を発見 !

 

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その先には、こちらを窺っている コークハーテビーストがいる

彼等は、何故かいつも同じポーズをしている。

 

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遠くには アフリカバッファローの群れだ。

 

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サバンナランウェイを歩く、つんと澄ました ダチョウモデルウォーキング

 

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ハイエナ (ブチハイエナ)! 
ダチョウの颯爽とした姿に比べ、なんとも情けない。

 

子供もいる。 

 

近くに巣穴があったんだ。

 

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それまでののんびりとした空気が一変、車がスピードを上げて走り始めた。

 

突然、クライマックスがやってきた!
ヌーが川を渡り始めたという情報が入ったのだ。

 

しばらく走ると、雑木林の中を狂ったように走るヌーの群れの横で

捕獲したヌーを咥える ライオンがいた。

 

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車はヌ-の群れの上陸地点に移動。 

  

その後もたびたび移動を繰り返し、観賞地点を変えながら、

目の前に展開するスペクタクルシーンをカメラに収めるため、シャッターを押し続けた。

 

毎年、7月頃ヌーの大群は タンザニアから、 マラ川を渡り ケニアのマサイマラに移動してくる。

そして、9月から10月にかけてまた、マラ川を渡りタンザニアに戻っていく。

 

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対岸には、数知れないヌーの群れが続々と集結している。

 

ヌーと シマウマは、ウシ科とウマ科なのに、なぜかウマが合い、よく一緒に行動している。

シマウマは頭がとても良く毎年通る「移動の道」を記憶し、

危険なルートや水の不足するルートは避けることができる。

 

ヌーは、頭はそう良くはなく、記憶力もあまりないけれど、

20km先で雨が降っていることを感じる能力がある。

つまり、水が不足する乾季の移動ではともに必要な能力なのだ。

 

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ヌーの群れは次から次にやってきて、ついに岸辺は彼らであふれかえってしまった。

 

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川では ナイルワニが、対岸ではライオンが待つマラ川はみんなで渡っても、怖い~。

後ろから押されて前へ進むしかないのだが、中には、岸に戻ろうとするヌーもいる。

 

それでも、ワニが待つ川に飛び込んでいくヌーたち。

 

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最初の1頭が対岸に向かって走り出すと、引っ張られるように走り出すヌーの群れ。

 

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必死に川を渡ろうとするヌー。

 

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中には、シマウマの姿も見える。

 

1頭の トピが何を思ったのか、こちらの岸から対岸目指して渡っていく。
いくらヌーとは仲が悪いといっても、

こんな時にわざわざ反対岸に向かって渡らなくてもいいと思うんだけど・・・。 

 

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その後もヌ-の川渡りは延々と続いた。

 

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興奮も冷めやらぬまま、次の撮影スポットに移動する。

 

オスのライオンが草叢の中で食事中。
レンジャーによれば、さっきメスのライオンが捕獲したヌーを食べているのだという。

 

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草叢から数十メートル離れた場所にいたメスライオンが歩き出した。
また狩りに向かうようだ。
ターゲットは、またもやヌー。

 

草叢に身を潜め、チャンスを窺う。

 

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そして、獲物に向かってダッシュ。

 

あれ? 今度は獲り逃した? ボー然とするライオン。
実は、ライオンの狩りの成功率は20〜30%ほどと低く、失敗はよくあることだという。

 

群れに合流したヌーたちは、何事もなかったように草を食んでいた。

 

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ゲームドライブはまだまだ続く。
次の獲物、 チーターを探して車を走らせる。

 

いた! 広いサバンナを見渡せる蟻塚の上だ。

 

チーターはサバンナの快速ランナーだ。
地上で最も早く走る動物といわれているが、スピードを持続できないため、
よく獲物を取り逃がすこともあるという。

 

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今朝は子供と一緒にいる。

 

子供たちはまだ居眠り中。
まるでぬいぐるみのよう。

 

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1頭の子供が目をさまし、母親を真似て左右に視線を送るしぐさをする。

 

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 ほかの子供も目を覚まし、早速獲物探しの練習。

 

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快速チーターはサバンナの人気ものの一つだ。
快速だけではなく、すらりとして腰がきゅっと締まったそのスマートなスタイルが、
特に女性の人気をあつめている。

 

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朝早くから食事もせず興奮状態が続いていたので、

朝食をとりながらクールダウンしようと、川に向かった。

 

途中、 インパラのオスの群れに出会った。
インパラは、強いオスのみが自分の群れ ( ハーレム) を持てる。
したがって、ハーレムを持てないインパラは、オスだけの群れを作るのである。

 

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エサを探すイボイノシシ。

 

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ハゲワシ (マダラハゲワシ)が死肉をあさっていた。
彼等はサバンナを彩る鳥達とは別格の存在だ。

 

ライオンやハイエナの狩の後始末をする最終処理係として、

死肉をあさる姿が忌み嫌われるハゲワシだが、

実は、生態系を清潔に保つうえで重要な鳥なのだ。

(詳細は ここをクリック)

 

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川べりで、用意されたボックスブレークファーストをとった。
シャンパンがあるわけでもなく、木陰に座っての食事だったが、

美味しかった!

 

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食事をした辺りの川は カバの縄張りらしく、子連れで数10頭がたむろしていた。

 

カバは、象に次ぐ大きな体をしている。
日中はほとんど河や湖沼の中で、目、鼻、耳だけを出して潜んでいることが多い。

 

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一見おとなしそうに見えるカバだが、実は縄張り意識が強く獰猛で、
絶対近づいてはいけない動物のひとつだ。
アフリカの野生動物と人間の事故では一番多いと言われている。

 

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こんなところにワニが寝たふりをして潜んでいる。
うっかり川に近づいたら、あぶない! あぶない!。

 

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エジプトガン
エジプトからの渡り鳥で、古代エジプトの壁画にも彫られている。

 

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後半のゲームドライブへ出発。

 

早速、木陰で休んでいるメスライオンを発見。
視線の方向を見るとヌー親子がゆっくり歩いていく。
ライオンは狩りをする気配もなく、ただ眺めているだけ。
満腹なのか? 狩りをする時間ではないのか?

 

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ヌーは行ってしまった。
ライオンはなんだか眠そう。

 

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ん?
何か見つけたようだ。

 

こんどは狩りの態勢にはいり、抜き足差し足で獲物に近づく。

 

例によって草叢に身を隠し、獲物を待つ。

 

草叢のむこうに、 トムソンガゼルが1頭現れた。
ライオンはただ眺めているだけで襲う様子はない。
何故なんだろう?

 

トムソンガゼルも何の警戒もせず、ゆっくりと歩き去っていった。

 

狩りの場面を期待していたのでがっかりした反面、

それがなかったことでホッとした気持ちにもなった。

 

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ライオンから離れ、サバンナの中央に向かって車を走らせた。

 

遠くに1頭のゾウがいる。
近寄ってみると、サッカーをするように、ボールのようなものを蹴っているように見える。
さらに近寄り、よく見ると動物の骨を鼻で押し、軽く蹴る仕草をしていたのだ。
蹴っていたのか、歩くのに邪魔だから押しやろうとしていたのかはわからないが・・・。

 

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後からもう1頭やってきて、私たちの目の前を横切って行った。

 

優しい横顔をしていた。

 

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さらに今度は一団がやってきた。
母ゾウを先頭に8頭。子供のゾウが4頭いる。

 

アフリカゾウは1頭の雌をリーダーに、

8か10から15頭の複雑な母系制の家族の群れで移動しながら暮らす。

 

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水場の近くに、例によって警戒ポーズをとる ウォーターバックがいる。

 

その横でウォーターバックの子供たちがじゃれていた。
親も1頭いるが、珍しくこちらを気にしていない。

 

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それを横目に先に進むと、こちらを窺っている1頭のアフリカバッファローがいた。
アフリカバッファローは、草食動物の中で最も気の荒い動物だ。
ときどきサファリーカーをひっくり返したりするという。
群れでいる時には攻撃してこないが、単独でいる時は危険だ。

 

今は、その背後にかなりの数のアフリカバッファローが群れをなしているのが確認できる。

 

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また、 キリンの親子に出会った。

 

子供のキリンが母親に甘えている。
ちなみに、キリンのメスはオスよりも体が小さく角の先端に毛が生えている。
この画像では、右側の体が大きく角の先が平らで毛がないのがオス。
真ん中の体が小さく角の先にちょろっと毛の生えているのがメス。
左側にいる角の先が平らで毛がないのが子供 (オス)。
これがメスだったら、どちらが親子か見分けがつかないところだ。

 

子供のキリン。

 

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キリンに比べ シマウマのファッションセンスは数段上だ。
特に腰からお尻にかけてのラインにマッチした縞と尻尾のデザインは秀逸だ。
ところで、シマウマの縞は白か黒か? 「白地に黒筋」が正解。

 

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今朝のゲームドライブは、今まで以上にエキサイティングなもので、
期待どおりこの旅のハイライトとなった。

 

充実感に満たされ、クラブへの帰途に就く。

 

明日の出発に備え、午後はクラブでくつろぐ。
夕食まで、クラブのバーで団欒の時を過ごす。

 

ケニア最後の夜は、ちょっと豪華にマサイダンスのディナショーを楽しんだ。

 

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【10月11日】


旅の最終日となった。

 

いつもながら、 サバンナの夜明けはドラマティックだ。
徐々に、空一面が朱色に染まっていく。
東の空が真っ赤に染まるところから、壮大な宇宙ショウが始まる。
今まさに日の出を迎えようとする瞬間であった。

 

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宇宙ショウ開演早々最後の ゲームドライブに出発する。

 

空が朱色からオレンジ色そして黄金色へと変わると、もうすぐ日の出だ。

 

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ようやく起きだした好奇心いっぱいの キリンたちも、この壮大な宇宙ショウを見物だ。

 

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ゾウシマウマが朝食をとりだすころ、
ようやく宇宙ショウは終演となりサバンナは日の出を迎える。

 

サバンナに朝日がさしはじめると、動物達の日常が始まる。

 

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ゲームドライブでは初めて(気球からは一瞬その姿を見たが) エランドに出会った。
レイヨウ類では一番大型のエランドだが、気は優しく小鳥とも仲良しだ。

 

母親と子供たち。
エランドは雌雄ともに角をもち、雌の角は雄よりやや細く、長い。

 

エランドのペア。

 

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ハゲワシ (マダラハゲワシ)が朝食にありつこうと周囲に目を凝らす。

 

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しばらく走ると ライオンプライド(群れ)がいた。

 

大人たちは睡眠中。子供はけなげなにも見張中(?)。

 

それにしてもライオンはオスに劣らずメスもなんと寝相の悪いこと。

 

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遠くにゾウの群れがいる。

 

野生の動物達は子供を大切に育てている。
とりわけゾウは群れで子供達を優しく守り、愛情いっぱいに育てているのが感じられる。

 

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長いようで短いサファリツアーだった。
動物たちは最後までありのままの野生の営みを見せてくれた。

 

 

多くの感動を得、貴重な体験をした マサイマラ国立保護区アンボセリ国立公園に別れをつげ、

名残りを惜しみつつ、ナイロビに向かう。

 

ムパタ・サファリ・クラブ (Mpata Safari Club) 出発前、クラブスタッフとともに。

 

キックワ・テンボ空港にて、マサイの正装で見送りをしてくれた レンジャーとともに。

 

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ナイロビに到着後、市内を散策。

 

ナイロビは ジャカランダの花が満開を迎え、街中が紫色に美しく彩られていた。

 

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ナイロビ発、帰国の途に就く。
ドバイ・大阪経由で羽田へ向かう。

 

10月12日 夕刻、羽田に到着。

 


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